Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
松本 史朗*
PNC TJ1533 94-002, 217 Pages, 1994/03
本調査研究の目的は、既に広域スケールでの環境影響評価に関する研究が進んでいる、地球温暖化、オゾン層破壊、酸性雨等、自然環境汚染の評価手法を調査し、原子力分野への応用の可能性を検討することである。このため、本年度は上記目的達成のための第一段階として以下の調査を実施した。(1)地球規模の自然環境問題に関する調査・地球温暖化、酸性雨、都市域の大気汚染に関する調査を行った。(2)自然環境汚染に対するアセスメントの調査・土壌汚染、植物汚染、汚染土壌修復技術に関する検討を行うとともに、表層土壌における無機態元素の分布と動態について検討するため、多元素同時分析手法による土壌中無機元素の測定について検討を行った。
吉村 和也; 藤原 健壮; 中間 茂雄; 阿部 智久
no journal, ,
空間線量率は、都市域で他の土地利用よりも早く減少することが報告されている。この要因の一つとして、都市域の主要な要素である舗装面と、草地などの浸透面とで放射性セシウムの動態が異なることが挙げられるが、定量的な評価はなされていない。本研究は地表の放射性セシウムに着目し、そのウェザリング(水平方向への流失、及び鉛直方向への移動)が空間線量率の減少に及ぼす影響について評価した。舗装面における放射性セシウム沈着量は、帰還困難区域内の最大18地点で2014年から2021年にかけ計11回測定し、その減少速度を求めた。この減少速度、および既報の浸透面における鉛直方向への放射性セシウム移動速度を用い、舗装面、および浸透面上の空間線量率の減少傾向を求めた結果、空間線量率は舗装面で浸透面よりも顕著に早く減少することが示された。以上の結果から、舗装面における放射性セシウムの流失は、都市域における空間線量率の減少を促進していることが示唆された。